ナイーブアートと言えばアンリルソーが最も有名なのではと思います。私も大好きな画家です。
美術教育を受けずに絵を描き始めたので遠近法とかデッサンが狂っているとかで、そこだけ見るとヘタということになるのですが、ルソーの絵は色使いがすばらしいです。
思わず見入ってしまいます。
特に暗い色が良いですね。
遠近法を無視したかのような表現も逆にアートという意味ではプラスの要素にもなると思います。
展覧会で絵を見ても、同じような印象の絵だと、早いものになると数秒で次の絵に移動することもあるのですが、このようなユニークな絵ですと、立ち止まって見入ってしまいますよね。
どれだけ立ち止まらせて見てもらうのかも、アート作品の価値を見るうえの一つの指標だと思うのです。
ここは他のナイーブアートと共通するところですね。
誰にもまねできない絵、すなわちオンリーワンの絵はすばらしいです。
誰にもまねできないという意味ではナイーブアートのほうが他が追従できないのです。
わざとデッサンを狂わせて描こうとしても、どうしても描けないですよね。
やはり、どうしても、そこそこのものに落ち着いてしまいます。
その人でないと絶対に出せないタッチというものの要素が非常に強いのが、ナイーブアートすなわち素朴派の画家の特徴かなと思います。
美術館のアーカイブで見れる作品を紹介します。(所蔵美術館は2022年5月時点確認のもの)
Art Institute of Chicago所蔵
Barnes Foundation 所蔵
Cleveland Museum of Art 所蔵
J. Paul Getty Museum 所蔵
Metropolitan Museum of Art 所蔵
National Gallery of Art 所蔵
まだ、たくさんあります。
これだけでも、様々な美術館に所蔵されているので、企画展などなければ、原画を順番に見て回ることはかないません。
企画展の場合は、学芸員が、各美術館と交渉し、期間中貸出という形で一時的に原画を持ち出して、集約することで、その作家の作品を一度にたくさん見ることが出来るのです。
本当に好きな作家の場合は、そんな機会があれば、ぜひ見に行きたいものです。
なかなか、そのような機会も無い場合は、原画を目の当たりにすることと比べたら、迫力は全然違いますが好きな作家の絵をこのような形で集約してみるのも良いですね。
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主にアキーラを使って描いています。
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