水彩紙を使い続けるのなら水彩紙ロールを使おうという話

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絵を描くためにはどうしても何かに向かって描く必要があります。

ここでは水彩紙を使っている場合は、水彩紙ロールを使いましょうという話をします。

これからの話は私の場合ということで進めますが、参考になるところがあればうれしいです。

私の場合は、木製パネルに水彩紙を水張りして、主にアキーラで絵を描いています。

結構、消費量が多いので、水彩紙ロールを使っています。

いろいろ試してみましたが、最終的には、WATSONの超特厚口(300g)のロール紙を使っています。

  • 大きな号数への水張りが可能
  • 超特厚なので、水の吸い込みが多い。
  • 切り売りの水彩紙よりコストパフォーマンスが良い。
  • 超特厚口なので、耐久性が高い。

水彩紙なので、当然ながら、水彩用の紙です。

従って、水彩の技法を使った描き方は可能です。

水彩で描いた場合の彩色の具合とか発色とかは、水彩紙毎に特色は有るので、水彩で仕上げる場合は関係あると思いますが、私の場合は、最終的にはアキーラで仕上げるので、そこにはこだわりは有りません。

私的に重要視しているのは、たっぷり水をすってくれることと、多少乱暴なことをしても耐えてくれることで、そこは、十分満足のいくものです。

私は最初の段階ではたっぷり水をかけて描く人なのです。

加えて、コストパフォーマンスが良いということです。

まず、サイズからになりますが、このロール紙は、1360mmx10Mというものです。

さてここで、キャンバスの大きさで言えばどこまで出来るかなのですが、結論から言えば、F100まで可能です。

F100のサイズは、1603x1303です。

この1303に対して、1360の幅が有るので、幅より飛び出る張り出し分も有るので、水張りできます。

私自身は、F60までの作品を描いたことがあり、F60ですと、1303Ⅹ970となりますので、同じく1303に対して、1360なので、この幅方向をF60 の長い辺の方に合わせることができます。

ちなみに、F100ですと、6枚分は取れます。

1603Ⅹ6=9618なので、10Mに対し、残り382になるので、1つあたり63の水張り用の張り出しが設けられるので、ちょうど取れる感じです。

大きな画面用に十分な幅と長さはありますし、当然ながら小さい画面だと、なおのこと大丈夫です。

但し水張りが前提になります。

ロール紙なので、普段は丸めて保管しているので、それを伸ばしたとしても、また、もとに戻ってしまいます。

しっかりと水張りをすることにより、フラットな画面となり、気持ちよく描くことが出来ます。

私の場合の切り出しはこんな感じです。

このロール紙の外紙を丁寧に切って中身を出しています。

最後に、また、巻き戻して、保管しますので、外紙は丁寧に切り出しています。

外側は、緑色の外紙で内側には、黒のうすいビニールシートが巻き付けられています。

紙を切り出すときは、下が平らな広いスペースで行ってください。

それと、ロール紙が巻き戻らないように重しになるようなもので抑えてください。

私の場合は、重めの本を使っています。

次に実際に水張りする対象の木製パネルを載せて現合で切り出し線を書きます。

木製パネルの寸法よりそれぞれの飛び出しは2cm程度あれば良いと思います。

正確に言えば、木製パネルの厚み分より少しだけ、短めが良いです。

ここは多少ばらつきが有ってもなんとでもなります。

私の場合は、張り出しの長さのめやすを言っておきながら、少し余裕を見た長めに切り出しにしています。

ピッタリすぎると水張りのときに合わせるのに苦労することも出てきますので。

ここは、各人の自由で良いと思います。

こんな感じで線を引きました。

結構、曲がっていますね。

そこはあまりこだわらない派です。

今回、F20、1枚分の切り出しですが、また、描くこともあるので、2枚分切り出ししています。

ちなみに、水彩紙には、表裏が有ります。

アキーラで仕上げるので、どちらでも、良いと思っているのですが、一応、裏面に「うら」と書いて、わかるようにしています。

裏表の区別は、ロール紙の外紙に書かれています。

巻きの外側が表です。

それと、価格についてですが、比べてみればわかると思いますが、圧倒的にロール紙は切り出しで売られている紙より安いです。

今回、今まで使っていたロール紙をほぼ使い切ったので、新たに買いましたが、前の時は、小さいサイズの絵を描き続けて、かなり長い期間持ちました。

F100号クラスでも、6枚描ける面積ありますから、小さい絵だと、サイズにもよりますが、相当な枚数を切り出しできます。

私の場合は、一度買えば何年も新たに買わなくても良い感じです。

だからこそなのですが、一度購入するとずっと、残るので、どうせなら、しっかり考えて買わなくてはと思うのです。

私の場合、他にもためしたロール紙が有るのですが、結局、このワトソンで落ち着いてしまったので、使わずそのままお蔵入りしています。

だからと言って、捨てるのももったいないということで。

知る人ぞ知るアルシュとかも持っているんですけどね。

水彩画で仕上げるときは良いと思うので、そんなことをしようと思った時のために、取っておいている状態です。

このように、いろいろなことを試して、現在に至っているのですが、もし、木製パネルに水彩用紙を水張りして、アクリル画もしくは、アキーラで絵画制作をしようと考える方がいましたら、このワトソンは、お勧めです。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

参考になれば、うれしいです。

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